着物の文様について勉強中です。
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葡萄文
 梅雨の晴れ間に住宅街を散歩していると、葡萄棚が目に入ってきます。
マスカット?デラウェア?

やわらかな緑色が、すっぽりかけられた白い袋の下の方からのぞいていて。
たわわです。

皆さん、上手に作っていらっしゃいます。


あるお宅では、白地に海老茶と紺の和菓子系の包み紙に覆われた緑のぶどう。

和モダンな配色に見いっちゃいました。


葡萄文。
見ていると、なぜか豊かな気持ちになるのは、
つる性の植物の「繁栄」の意味を無意識に受け取るからなのか。

あるいは、ふつうの小粒の紫のぶどうをワシワシ食べていた
子どもの頃の夏の甘い記憶がよみがえるからか。








Posted by : moyocho | - | 20:52 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
鮫小紋
涼しげな色と文様はないかと探していましたら、

鮫小紋(さめこもん)が、ありました。





点描が半円形に広がって、波のよう。

『日本・中国の文様事典』によると、
「鮫小紋は細かい点を鮫皮状に並べた文様。島津家の定小紋。」とのこと。

はて、「鮫皮」?なぜに鮫の皮が粋な文様に?

電子辞書の広辞苑のお世話になります。

さめがわ【鮫皮・沙皮】
サメの皮(実は東南アジア産のエイの一種、真鮫などの背中の皮)を乾かしたもの。
近世、輸入されて刀剣の柄や鞘などに用いた。さめ。柄皮。

なるほど。「刀剣の柄や鞘」というところが鍵ですね。
由緒正しいお武家さまに好まれそう。
貴重な輸入品ということで、高級感も。

文様を見れば何家かわかる、家紋のような定小紋。

さだめこもんは、さめこもん。


3回続けて言ってみよう!?

Posted by : moyocho | - | 23:39 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
鋸歯文
韓国のパッチワーク、ポジャギ教室に通っています。
麻布を折って角を出して作った三角形の連続文様飾り「のこぎり」。
布と布の間に挟み込んで縫います。
かわいいので吉祥文様かと思えば、
「のこぎり」→コチムン(鋸歯文)といって、魔除けの意味があるそうです。

鋸歯文といえば、青銅器や土器にもっと鋭角で縁どられていることの多い文様ではありませんか。
その時代は相当重い呪術的な意味合いがあったかもしれません。

ソーイングケースにつけた鋸歯文には、どんな魔を除けてもらいましょうか。

針や鋏の先で怪我しないように。

不揃いになっても「ま、いいか」と気にしない自分の魔を呼び寄せないように。。。

 
Posted by : moyocho | - | 14:12 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
亀甲


正六角形の線文様を亀甲文様といいます。

亀の甲羅の筋文に似ていることから、名づけられたようです。

これを左右上下につなげたものを「亀甲つなぎ」といいます。

写真は着物地から作った新書カバーです。
こちらの文様は、正六角形をぐいーんと縦に伸ばした変形の亀甲文と言えそう。
亀甲の中にも亀甲!入れ子状になっています。

地の色は上の写真では細かな縞文様ですが、真黒にも見えるのです。
そして、光の当たり具合によっては、下の写真のようにも〜!



漆黒と朱ーまさにウルシのような質感の生地です。

そのなかで存在感を見せる亀甲文です。



Posted by : moyocho | - | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
雪輪



今朝、ニュース番組のなかで、金沢・兼六園の雪吊り風景が映っていました。
おお、雪景色。

雪、たくさん積もると難儀するけど
降り出すと、心が踊る。
さぁーっと澄んだ気持ちになる。

のんきなこと言って〜
実家の母にあきれられそう。
快晴の太平洋側にいるから、よけい美しく思えるのかも。

雪輪文様は、雪の結晶を円形に線であらわしたもの。
家紋にも使われていますね。
文様じたいは平安時代からあったとか。
雪輪そのものを文様の区切りに置いたり、
雪輪の中に、植物や格子などさまざまな文様を詰める場合もあります。
(参考:『きもの文様事典(付)きものの色・家紋 本吉春三郎 婦人画報社)

上の写真ではわかりにくいですが、
くるりんと内側に入っているところ&もこもこと雲状になっているところから成り、
6へんの花びらのようにも見えます。


ずいぶん、ご無沙汰してしまいました。
好きな文様が多すぎる〜
でも写真がうまいこといかない・・・
などと離れていましたが、ぼちぼち再開したいなぁと。
どうぞよろしくお願いいたします。

Posted by : moyocho | - | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
流水

ついこの間7月になったと思えば、もう夏休みの足音が〜〜
すっかり夏のお天気ですが、関東地方、まだ梅雨明けしてないんでしょうか。
先日、東京国際ブックフェアに行ってきました。
文様好きとしては、和の雰囲気一色だった青幻舎さんに注目。
文様や着物の本が平積みされていたので、ちょっと手にしましたが、
あまりの混雑ぶりに、表紙を眺めて満足しました。
ビッグサイトのイベントは人が多くてなんですが、
行き帰りの電車の窓から、波のきらめきが見えるのがgood!
紫外線がコワいけど、海や小川の流れる水に足を浸したいこのごろです。

流水文様は
「曲がりくねって流れる水を曲線であらわしたもの」
(「きもの文様事典」 本吉春三郎 婦人画報社)
写真の手ぬぐい柄は、流水のようであり、指紋のようであり、
下の方は芭蕉のような大きな葉の葉脈のようにも見えます。
Posted by : moyocho | - | 17:53 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
絣を模様として意識したのは、ブックカバーの生地でした。
友達に誘われて、初めて行った梅のお花見バスツアー。
春先の青梅はのどかで、緑あり、渓谷あり、多摩川には舟もあり…
紅梅、白梅花盛り。

吉川英治記念館の広いお庭を散策し、
なんとなく記念品コーナーをのぞいて、紺と白のブックカバーを発見!
生前、吉川英治は絣の着物を愛用していたらしく、
その模様を再現したプリント地でできていた。
そのころは、和の文様にさほど関心がなく、
ふーんと眺めておりました。

紺地に白の模様の方は質実剛健で正統派の和。
対して白地の方は、少し光沢のある生地に紺の模様が自由なクロスステッチっぽい。
ちらっと見える裏地の水色もいい組見合わせで、一目ぼれして買っちゃった。
簡素な美しさを感じたのでございますのよ。
以来、布のブックカバーや布の文様にひかれるようになり、今にいたっております。

日曜日は、副都心線に乗って鬼子母神の手創り市・古本市へ。
境内の木々の緑のもと、ずらりと並んだ箱の中から、あの紺の絣と白無地の表紙が!
「わたしの吉川英治ーその書簡と追憶」
ほとんどジャケ買いでしたラッキー

Posted by : moyocho | - | 17:16 | comments(0) | trackbacks(0)| - |

先日ハンズの店先で、すだれの上の涼しげな扇子の陳列を見ました。
父の日プレゼント用かぁ。
粋でおしゃれなものもあれば、開くと黒地に目立つ色で面白メッセージがあらわれるものも。
うちの父は扇子より団扇が似合いそう。

扇は、その形から「末広」とも言い、発展をあらわす縁起のよい柄です。
閉じた形も面白いので、開閉さまざまの扇を一面に散らした模様や、
閉じた形を四つ並べて菱模様にしたものもあります。

写真は着物から作ったブックカバー。正絹です。
地に筋模様が入って、一面に扇面が並んでいます。
とくに晴れ着では扇面に雅やかな草花模様が描かれているものが多いと思いますが、
このあっさり具合がなんともいいのです。

さてさて、扇子と言えばと手ぬぐいとともに落語は切っても切り離せないですね。
「ちりとてちん外伝ーまいご三兄弟」がクランクアップしたそうです。
外伝ということですが、またあのドラマに会える日が近づいてきました!
兄さんたちが小浜から大阪まで車で帰る途中、迷子になってたどり着いた先が扇骨職人さんのお宅という設定とのこと。
若狭塗箸のように、一般的にはあまり知られてなかった伝統工芸の世界が垣間見られるかと思うと、それも楽しみ。

扇子の柄を床に打ちつけて、トントントントン…「こんにちは〜!」「おお、きぃさんお入り。」
喜代美の稽古の様子も思い出されます。
Posted by : moyocho | - | 17:55 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
吉原つなぎ
4月のはじめ、金沢に行ってきました。
そのとき立ち寄った泉鏡花記念館。小村雪岱の企画展で、鏡花本の装丁の美しさに浸ってまいりました。
そして鏡花の写真といえば、よく見るお姿?おお!
「吉原つなぎ」でした。歌舞伎役者から贈られた楽屋着とのことで、
文様が思いっきり大きめに配されているよう。
旅館の浴衣の柄にあるような一般的な?吉原つなぎは、もっと細かいのではないでしょうか。(「ちりとてちん」の四草もお稽古のときに着ていた記憶がぁ…)

さて「吉原つなぎ」。くるわ(廓、曲輪)つなぎともいいます。
鎖が永遠に続いて、抜けられない世界ーあなおそろしや〜苦界の遊女たちの心境やいかに。。。なんて思ったりしますが、江戸時代の流行は、たいがい歌舞伎や吉原からはじまっていて、吉原といえば、粋の象徴であり、「吉原つなぎ」も粋な文様として人気があったとか。
現代の落語家さんにも好まれているらしく、『噺家の手ぬぐい』(文 五明樓玉の輔/日東書院)の、真打ちの手ぬぐいの項では、5人の師匠方の「吉原つなぎ」の手ぬぐいが見開き2ページにまとまって掲載されています。
よくみると鎖型は、四角形の角の部分が内側に削られた形なんですね。
削る角度や深さ、鎖そのものの幅の太さ、縞の間に配置するかしないかなどで
おなじ文様でも、かなり違った印象を与えるものだと思います。
Posted by : moyocho | - | 01:25 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
熨斗(のし)
この文様は七夕に使う紙の飾り?短冊かな。
それとも火消しの纏の下の部分?〜なんて、前は思ってました。
束ねた紙が反っているとは、何のことだか???だったので。
熨斗は、もともと鮑(あわび)をのしたものだそうです。
儀式用の肴に使われていたのが、簡略化されて
今では印刷した熨斗紙、熨斗袋を使っていますね。
「熨斗文はこの熨斗鮑を意匠化したもので、細長い紙状を束ねた形」
(『きもの文様図鑑』)
とのことで、江戸時代からの吉祥文様。
「束ね熨斗」、「暴れ熨斗」と呼ばれます。
さて今回、この文様に注目したのは、『ちりとてちん」の
若狭ちゃんが高座から楽屋に戻ってきたシーンで、
楽屋のれんの柄になっていたからです。
縦位置に一束、ばしっと決まってました。
私が愛読する『噺家の手ぬぐい』(五明樓玉の輔/日東書院)には
300種類の手ぬぐいがカラーで紹介されています。
「あばれ熨斗」をオリジナル手ぬぐいの柄に使っている噺家さんは多いようで、
5人の師匠方の手ぬぐいが載っているのが楽しい!
地の色や地模様、熨斗の太さや反り具合などによって、
力強くも典雅にもユーモラスにもなる文様です。

ちりとてちん、高座のシーンがあると見入ってしまいます。
寝床寄席から知ってるちょっとした身内感覚や、
袖から師匠の芸を見る弟子気分で。
Posted by : moyocho | - | 20:56 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
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