六角形を基本にした麻の葉文様。
麻の葉っぱの形に似ているからとのことです。
麻がすくすくとまっすぐに育つことから、
子の成長を願って産着に麻の葉文が用いられたりしていました。
そういえば、うちの子の産院でも男の子は白地に青、
女の子はピンクの線の産着を着せてもらってました。
幾何学模様が不思議に似合ってかわいかったなぁ。
(いつの話やら…)
江戸時代には、歌舞伎の衣裳から大流行して以来、
町娘の定番となり、若い女性の代表的な柄になったそうです。
産着、娘さんとくると、かわいさが先に立ちますが、
色合いや、素材によっては、もっと民芸調になったり、
シャープさが光る柄にもなります。
写真は総絞りで作られた麻の葉文様。かわいく華やかです。

さて、先週の「ちりとてちん」。
小梅さんの麻の葉のお着物は、実に粋でしたなぁ。
さすが伝統の塗り箸職人正太郎おじいちゃんを永遠に愛する妻であり、
芸者さんとして、きっちりした伝統的文様をふっと力を抜いて
艶っぽくお召しです。
麻の葉そのものは、昔から魔よけに使われてたそうですが、
かつての弟子の“裏切り”を許せず、安易に寄せ付けない強さも
文様があらわしていたような。
和解のシーンもよかったのですが、「嫌なものは嫌や」と言うところ、
実の息子並みに弟子のことを思ってたのに、最後まで他人行儀で、
正太郎ちゃんを傷つけて、だからこそ、許せないという、
愛と強がりに、涙、涙。。。
彼女の「正太郎ちゃんlove」が、伝説の職人的な正太郎さん像に
深い奥行きを与えています。