着物の文様について勉強中です。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

Posted by : スポンサードリンク | - | | - | -| - |
麻の葉
六角形を基本にした麻の葉文様。
麻の葉っぱの形に似ているからとのことです。
麻がすくすくとまっすぐに育つことから、
子の成長を願って産着に麻の葉文が用いられたりしていました。
そういえば、うちの子の産院でも男の子は白地に青、
女の子はピンクの線の産着を着せてもらってました。
幾何学模様が不思議に似合ってかわいかったなぁ。
(いつの話やら…)
江戸時代には、歌舞伎の衣裳から大流行して以来、
町娘の定番となり、若い女性の代表的な柄になったそうです。
産着、娘さんとくると、かわいさが先に立ちますが、
色合いや、素材によっては、もっと民芸調になったり、
シャープさが光る柄にもなります。
写真は総絞りで作られた麻の葉文様。かわいく華やかです。

さて、先週の「ちりとてちん」。
小梅さんの麻の葉のお着物は、実に粋でしたなぁ。
さすが伝統の塗り箸職人正太郎おじいちゃんを永遠に愛する妻であり、
芸者さんとして、きっちりした伝統的文様をふっと力を抜いて
艶っぽくお召しです。
麻の葉そのものは、昔から魔よけに使われてたそうですが、
かつての弟子の“裏切り”を許せず、安易に寄せ付けない強さも
文様があらわしていたような。
和解のシーンもよかったのですが、「嫌なものは嫌や」と言うところ、
実の息子並みに弟子のことを思ってたのに、最後まで他人行儀で、
正太郎ちゃんを傷つけて、だからこそ、許せないという、
愛と強がりに、涙、涙。。。
彼女の「正太郎ちゃんlove」が、伝説の職人的な正太郎さん像に
深い奥行きを与えています。
Posted by : moyocho | - | 22:54 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
椿
子どものころ苦手だった花が、大人になって好きになったこと、ありませんか?椿のぽてっと落ちる感じも、厚い葉も、花の色もどうも私には強い印象がありすぎたのですが、年とともに、それが気にならなくなり、いつのまにか美しいなぁと思うように。今年のお正月に兼六園をあるいたときは、つやつやした緑の葉と紅色の花が寒い雪景色のなかに、ほんとう映えていました。
椿というと、武士階級には“首から落ちる”と嫌われた花というイメージがありました。家紋には使われることは少なかったようです。でも、江戸前期には松竹梅ではなくて、松竹椿を使うことが多かったように吉祥文様として一般的でした。さかのぼれぼ、椿はそもそも日本原産の木。古代から邪気をはらう木として常緑樹のなかでも珍重され、宮中の行事にも使われていたようです。爆発的な椿ブームが起きた江戸前期、『百椿図』など次々と出版され、文様としてももてはやされるようになったとか。
雅やかにも民芸調にも、リアルにも、アール・ヌーボー風にもなる椿文です。
(参照:『きもの文様図鑑』、資生堂サイト、椿油博物館サイト)

*「ちりとてちん」
「若狭ちゃん、この椿の枝持っていって、そこらへんの邪気払いぃ!」と言いたくなる不穏な展開です。妖しいA子と、怪しげな木曽山君。A子、目つきや雰囲気、効果音、怖すぎ〜。草々さんに会えて、昔モードでおしゃべりしてる彼女は、とっても乙女でかわいく、切ないなぁ。。。
Posted by : moyocho | - | 21:49 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
梅もほころぶこの頃ですが、蝉(せみ)文です。
ブログを書くのに間があいたのも、この蝉というか、蜩(ひぐらし)に心奪われておりまして。。
虫の文様というと、まず蜻蛉(とんぼ)が思い浮かびます。蜻蛉が古くから「勝ち虫」と言われ、武運向上の縁起のいい文様として、または秋をあらわす文様として着物や手ぬぐいに多く使われてきたのに対して、蝉の文様はそれほど一般的にはみかけない気が。愛読の『きもの文様図鑑』にも、松虫や鈴虫を引き合いに出して、「同じ鳴く虫でも、蝉の文様はほとんどない」とあります。続いて、夏の暑さ、うっとうしさ、蝉時雨のやかましさを連想させるところが敬遠されたのかという旨の考察も。どうなんでしょう?確かに他に着物の文様になっている虫には、繊細さと形の美しさ、面白さを感じますが、蝉は、そういう意味ではちょっと生々しいかな。
では日本の文様に多大な影響を与えた中国の文様での蝉は?
青銅器には、羽をとった形で蝉の連続文様が施されたものがあるようですし、
澄んだ樹液しか吸わないと考えられていた蝉は「清廉」を表す文様として、皇帝や高い位の宦官の冠飾りに使われていました。土中から生まれるということから「再生」をあらわすこともあったようですし、吉祥文様の中でも一段と高貴に輝いています。


さて私が熱中しているのは、興味のない方すみません。ドラマ「ちりとてちん」でおなじみの蜩の文です。さかのぼって2月3日、「ちりとてちん感謝祭」ペア参加に奇跡的に当たった友達がありがたくも私めを誘ってくれまして、大阪まで行って参りました。そのとき、BKプラザで買った手ぬぐい(本染め・橙)です。イベント後、さらにちりとて熱が上がりったものの、ドラマ上ではつらいシーンが続くので、蜩文を見ては切なくなっていました。
でも先週から、泣き通しながらもだんだん明るい気持ちに。
特に週末の師匠の旅立ちの陽気なこと!師匠も主人公若狭ちゃんも、兄弟子たちも深く傷ついた過去があったり、挫折したりの人々ですが、それぞれ「再生」していく物語なのだと、蝉文を調べながら改めて感じ入ったのでした。
Posted by : moyocho | - | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
唐草
先日、泉屋博古館分館の展覧会「吉祥のかたち」を見ました。六本木住所で高層ビル、マンションが立ち並ぶなかに、ちょっと緑濃き一帯が。数年前には、樹にメジロが鈴なりに止まっていて、文字通りの“目白押し”を見たところでもあります。しかし、建物内に入ったのははじめて。だって美術館や博物館ならともかく、博古館って何?よっぽど古美術に関心がないと入れないのではと思ってました。その方面に強い友人が誘ってくれなかったら、一生入らなかったかも。

今回は吉祥(おめでたい)文様が、描かれたり施されたりした絵画、印材、金工、陶磁器、中国古代の鏡・青銅器など98点が展示されていた。日本の吉祥文様は元来中国からきたものが多いのだが、中国の漢代のものは、葉模様や鳳凰がペルシア的な表し方だったり、時代が清にまで下ると大皿に描かれた龍は悪魔的なドラゴンのようなバタ臭い表現になってたり、と友人の説明を聞きながら、シルクロードやヨーロッパに心を飛ばしていたのでした。図録があったら、買ったんだんだけどなぁ。リーフレットに、画題解説として、一つ一つ吉祥文様の意味が書いてあったのは助かった。龍や鳳凰、獅子、麒麟という有名文様のほかにも、蟹が「科挙の進士主席合格者の意味がある」とか、不気味なコウモリ(蝙蝠)が蝠=福、羊が陽と同じ音(yang)、魚と余が同じ音(yu)で、豊かさをあらわすとか、日本ではなじみのないもの(私が知らないだけかも)、音由来のものなどがわかりました。
植物では、唐草文様をはじめ、つる性のものが目についた。「蔓性の植物は万代長久、子孫繁栄」を意味するとか。「瓜」もお仲間。唐草文様も「唐」というだけに中国から日本に伝わったものだけど、起源は西アジアという説もあるそうです(『きもの文様図鑑』)

写真は西陣織の鮮やかな花唐草の模様。泉屋博古館展示物とは関係ありません。唐草つながり。
Posted by : moyocho | - | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
降る、降ると言ってた雪ですが、うちの界隈ではまったく無し!
軽い雪かき覚悟してただけに、ちょっと拍子抜けです。
しかし、寒いことにはかわりはないわけで…
厳しい寒さのなか、いつまでも青々としている松や竹を神聖化した昔の人の
気持ちも少しはわかるような〜このごろです。
写真はちょっとわかりにくいですが、松文です。
雲の形のように、もくもくと丸みがある部分が松葉のこんもりとしたところ、
下のひげのように伸びている部分が枝をあらわしています。
このように枝葉を文様にしても、同じ文様を重ねたり、幹をつけたり、
笠に見立てたりしたものではまた違った文様になりますし、
松葉だけ、松の木全体、松林など文様としての松の捉え方もさまざまで、
一口に松文といっても非常にバラエティーに富んでいます。


まぁ、私が「松」を思ったのは、季節柄もありますが、「ちりとてちん」の草々兄さんの赤系の和柄シャツに目がいったからでもあります。全体的にレンガ色で上の方はベージュ?文字がたくさん書いてあるようで、胸のところには立派な松の木が!と見えたのですが、どんな柄なのかがはっきりとはわからなくて。ドラマとしても喜代美・草々の仲直りやいかに?ではじまった先週でしたが、両親の仲たがい、そして何より順ちゃん、友晴の結婚騒動で、草々さんの出番も、波模様のシャツに比べたら「松」を着てるシーンも少なかったし。ああ、でも先週の金曜日は号泣、土曜日もポロリポロリ。心をわしづかみにする言葉が次々と!かつて順ちゃんに勇気付けられた言葉を、今度は喜代美が言って、順ちゃんの素直な心を引き出したように、以前お父さんが喜代美に言ったお言葉を、婿である草々さんが引き合いに出しながら、喜代美に対して言った言葉は、胸に熱く響きました。
「俺がお前の模様になりたいし、お前に俺の模様になってほしい。…(中略)それがなんかおもしろい夫婦の模様になって出たら、ええと思う。」

思い出すとまた泣けてきそう。。。
Posted by : moyocho | - | 00:30 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
波千鳥
昨日からの「ちりとてちん」。師匠、弟子たちのかけあいも楽しく、一挙にコメディー路線に。先週末は、喜代美がまだ出されてなかった婚姻届を見て呆然とし、一瞬何か決意したように終わったので、ひゃー意地を通り越してもっとまずいことになるのかひやひやと心配しましたが、ほんとにどねになるんやろぅ?
連休だったので、昨日は息子と一緒に見ました。
「草々兄さんは、服がすごいね!」
感心ポイントはそこ?!
たしかに、つんつるてんのストライプスーツ。大柄の和の文様シャツ。
特に、荒波が踊る波模様のシャツは、背の高い兄さんにお似合いです。
しかし、今後も続く波乱の日々を暗示しているのか。。。
草若師匠の青海波の穏やかさと正反対やし。まぁ師匠は大変な時期を乗り越えてきたわけで、もともと似たところのある師弟なんだなぁ。
さぁ、小浜の海を背景に何が起こるのか?
写真はうちにある手ぬぐいです。
去年「釘抜きつなぎ」なんかと一緒に買ったもの。
波の様子もぷりっぷりしてかわいいし、波しぶきの点々も軽快です。
ぽよーんとした千鳥もほほえましい。
『きもの文様図鑑』によれば、江戸期以前の千鳥の文様はもっとスマートだったそうです。だんだん単純化・デザイン化されてふくらんで、三角になったのね。
Posted by : moyocho | - | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
むじな菊
最近読んでいる本『旧聞日本橋』(長谷川時雨/岩波書店)にかけているカバーの柄は菊。むじな菊と呼ぶのは、菊の花びらがうねりながら広がっている感じが、動物のむじな(穴熊。地方によっては狸のことを指す場合もある)の毛並みに似ているからだそうです。むじなですか…。この文様ができたころの感覚では、むじながお洒落だったのかな?それとも菊をそのように見立てるという意外性、イメージの飛躍がよかったのかもしれませんね。
ちょうど雪が激しく降る中を車で通ると、こんな風にうねりながらフロントガラスにあたってくるように見えるときがあります。中心を見つめていると、吸い込まれそうになる感覚も同じです。
Posted by : moyocho | - | 23:24 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
源氏車
あけましておめでとうございます。
今年は実家で雪のお正月を迎えました。
初夢は、富士山でも鷹でもなく、カレー屋さんのお店の前で店名のプレートをじっと見ているというものでした(前後があったはずですがよく覚えているのはこのくだりばかり)。ええっ、カレー屋さんだったら私が行きたいのは、『ちりとてちん』のおとうちゃん・松重さんがブログで紹介していた大阪のお店なのに、ここは違う〜!と思いつつ起きました。もう、どんな夢?!しかし、その後金沢に観光に出かけて、偶然お昼に入ったビル内のレストラン街でその店名を発見したのです。なんでしょう。全然行ったことないし、グルメ情報の下調べもしてなかったのに、実に不思議。(ま、それがどうしたって感じのささやかな正夢でした。)
さて、年明け『ちりとてちん』が始まりました。年越しの二人が1月3日には結婚という急展開。草々さんの性格だったらそれもありですが、あまりのスピードに「これは初夢だった」ということになるのでは、いやそんな簡単なオチはあんまりやわ…とハラハラしながら見ました。式前に花婿に逃げられたと思い込む喜代美の前に現れた草々兄さん。なあんだ、弟子たちで独身最後の夜を過ごしてたのねというシーンでしたが、白無垢姿の喜代美を見た瞬間の草々さんの顔が、ぱっと紅潮したように見えました。喜代美を心底きれいって思ったような。『ちりとてちん』はセリフもいいですが、セリフのないときの役者さんの表情がどの人もいきいきしていて見逃せないんですよね。明日はどうなるのかな。

写真は母作着物リメイクのブックカバー。くすんだ藍と茶の組み合わせで渋く見えつつ「青海波」「七宝つなぎ」「富士山」「源氏車」とおめでたい文様づくしです。木の大きな車輪が目立つので、母からは、「御所車の柄」と聞いていましたが、『きもの文様図鑑(平凡社)』によると、車輪だけを取り出した文様は「御所車文」ではなく「源氏車文(げんじぐるまもん)」と呼び、「どこまでも勢いよく回る」ということでおめでたい文様なのだそうです。
喜代美ちゃんと草々さんの新生活も、当ブログも勢いよく回っていきますように。(あ、私の場合あんまり勢いはなくてもいいかも、牛車のゆっくり、ゆったり感が好みなのです。)
Posted by : moyocho | - | 00:43 | comments(25) | trackbacks(0)| - |
青海波
母が作った文庫カバー新作のひとつです。
従姉妹さんの訪問着だったのかな、正絹だそうです。手触りがいいのです。
ちょっと「ちりとてちん」のタイトルバックの映像を思い出します。万字崩し、雲、流水など伝統文様が複数入っているからですが、特に左端の同心の半円が重なった文様「青海波(せいがいは)」は、いつも草若師匠がお宅やご近所皆が集う「寝床」でふだんピンクのポロシャツの上などにお召しの柄!
『青海波文は、「四海波静か」の言葉があるように、めでたい文様として季節に関わりなく身につけることができる』(「きもの文様図鑑」平凡社刊)
とのことです。穏やかな波ですか…
紆余曲折があって、お互いの気持ちがついに通じ合った二人。これからどんな形で落語に精進を?と思ったら、予告編ではなんと若狭ちゃんが花嫁姿に!
お、おめでとう。このまま瀬戸内の海のように静か〜な日々をお祈りいたします。
だけど、そこは荒波日本海育ちの若狭ちゃん、大波乱が待っているようで。
うーん、年明けが待ち遠しくもあり、こわくもあり。

Posted by : moyocho | - | 22:41 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
釘抜きつなぎ
先日深川を歩いていて、ふらふらーと和のお店に吸い寄せられました。
いわゆる呉服屋さんなのでしょうが、店頭には箱に入ったお手ごろ価格の和小物がいっぱい。店内に入ったところに、手ぬぐい発見。伝統文様らしき単純でぱっと目をひく文様がいろいろ。波千鳥、亀、桜といっしょにこの「釘抜きつなぎ」を買っちゃいました。
そう、くぎぬきつなぎですって。言いにくい〜。
四角つなぎ?ソロバン?かなと思ってましたよ。
四角の中にまた小さな四角が入った形は釘抜きの座金をあらわしているそうです。
縦線が規則的に入っているし、縞文の一種でもあるんですね。
「ちりとてちん」ではだいぶ前に草々兄さんがこの文様の浴衣を着ていた記憶がうっすらと。紺色だった気がするけど、妄想かしら。
こっちの赤い色だったら、小草若ちゃんが似合いそう。でも彼のは斬新だからなぁ。
一門会でお召しになってた柄は人物像?もしかして「底抜けに〜」ポーズだったりして。
Posted by : moyocho | - | 00:50 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
TOP